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導入対象面積

23ha

実証期間

令和5年~

埼玉県スマート農業アクションプランの取組

  • 水稲の安定生産と低コスト化
  • 農地集積が進む担い手における効率化

現状等

  • 肥料価格高騰による生産コストの増大
  • 作業ピーク時の労働負荷の軽減

目標

  • 施肥肥料の低減
    現状の10%削減
  • 経験の浅い従業員の田植え作業時間
    20%削減
  • 水稲栽培面積の規模拡大
    36.1ha→45.0ha

導入技術と効果

直進・旋回アシスト機能

直進・旋回アシスト機能を使用して田植え作業を行ったところ、操作の身体的負担の軽減や田植え作業の精度向上につながった。
一方で作業速度に制限があったため、アシスト機能を有さない田植機(対象区)と比較して作業時間が長くなってしまった。

田植え作業時間
対照区 24分/10a
アシスト付き 37分/10a

田植え作業時間

可変施肥機能による施肥量の削減

作土深と土壌肥沃度のリアルタイムセンシングにより、施肥量の自動調整を行う機能を使用した結果、可変施肥機能を有さない田植え(対照区)と比較して、10aあたり窒素成分で23%の施肥量を削減することができた。

施肥量
(窒素成分・10a当たり)
対照区 44kg/10a
可変施肥 34kg

10a当たり施肥量の比較

また、田植え40日後に可変施肥機能を使用したほ場をドローンにより空撮し、画像を解析した結果、生育が平準化されていることが分かった。

可変施肥機能使用ほ場(赤枠内)

可変施肥機能使用ほ場(赤枠内)

実証・導入した機械

機械 メーカー モデル 台数 写真・画像
土壌センサ搭載型可変施肥田植え機 井関農機 PRJ8DZLFV 1台 土壌センサ搭載型可変施肥田植え機

導入を検討されている方に向けて(農業者の声)

  • 導入してよかったこと
    直進アシスト機能により、ハンドルをずっと握っている必要がないので田植えにかかる作業の身体的負担および精神的負担が軽減されました。直進・旋回アシスト機能により、横を見て合わせる必要がなくなるため、視野が広くなり欠株の発生等に気づきやすくなりました。可変施肥機能は施肥量削減に貢献することがわかりました。
  • 想定と違った点
    田植え作業の時間はむしろ長くなってしまいました。
  • 導入に当たって留意した方が良い点
    田植え作業時間は、熟練者が慣行の田植機で行う場合よりむしろ長くなってしまうため、経験の浅い職員を多数雇用している大規模農家向けあるいは新規就農者向けの技術であると考えられます。

  • 今後導入したい方に向けて
    非常に優れた機械で、田植え機の運転の経験がない、または経験が浅い人でも運転しやすいため、新規就農者などで新たに田植え機を購入される方にもおすすめです。メンテナンスもしやすいです。